小泉被告に死刑判決 元厚生次官ら連続殺傷(産経新聞)

 元厚生次官ら連続殺傷事件で、殺人や殺人未遂などの罪に問われたさいたま市北区の無職、小泉毅被告(48)の判決公判が30日午後1時半、さいたま地裁で開かれた。伝田喜久裁判長は判決理由の朗読後、検察側の求刑通り、小泉被告に死刑判決を言い渡した。

 小泉被告は初公判で起訴事実について認めたものの、「無罪を主張する。私が殺したのは人ではなく、心が邪悪な魔物」などと主張していた。被告人質問では、「『自首』の時点で100%死刑だと思っていたが、今は1000%死刑だと思っている」などと発言していた。

 起訴状によると、小泉被告は平成20年11月17日夜、元次官の山口剛彦さん=当時(66)=夫妻をさいたま市内の山口さん宅で刺殺。翌18日夜、東京都中野区の元次官、吉原健二さん(78)宅で吉原さんの妻、靖子さん(73)を包丁で刺して殺害しようとしたほか、元社会保険庁長官の横尾和子さん(68)と家族の殺害を計画したなどとされる。

【関連記事】
元厚生次官ら連続殺傷(上)被告は心神喪失か耗弱 弁護人、検察側鑑定を厳しく批判
「自らの命をもって償う以外にない」そのとき被告は体をねじり…
「“マモノ”は単なる悪態」被告の無罪主張を一蹴する検察官
元厚生次官ら連続殺傷 「マモノとは何か」とただす裁判官 被告は「あだ討ちだった」
元厚生次官ら連続殺傷 弁護側の精神鑑定を却下 被告は「心臓めがけて狙った」

引退「キハ52」お礼の臨時運行…JR大糸線(読売新聞)
「サプリ」「健康食品」 子どもの1割が使用している(J-CASTニュース)
<訃報>ウォルフガング・ワーグナーさん90歳=演出家(毎日新聞)
首相動静(3月22日)(時事通信)
22年度予算が成立 戦後5番目の早さ(産経新聞)

<築地市場>移転予算の特別委質疑を延期 東京都議会(毎日新聞)

 築地市場(東京都中央区)の江東区豊洲地区への移転問題で、東京都議会は26日、都の予算案から移転用地購入費を削除した修正案の提出を表明している民主党と都側の折衝が行われ、予定されていた予算特別委員会の質疑は27日に延期となった。予算特別委の質疑は当初25日に行われる予定だったが、2日にわたる空転となった。

 都側は知事与党の自民党を通じて民主党に対し、原案に付帯決議を付けることを条件に修正案の提出を見送ることを打診している。民主党は付帯決議に盛り込む要素として、▽都が主体的に現在地再整備を検討する▽豊洲の土壌汚染が除去されるまで用地取得を行わず、取得の前に議会の了解を得る−−などを提示。「都側の譲歩がこれらの要素を満たさない限り、修正案を提出するしかない」との姿勢だ。【市川明代】

【関連ニュース】
築地市場移転:都議会民主が都側に条件付け折衝開始
築地移転:民主、予算修正案を26日提出…用地購入費削除
築地市場:豊洲移転暗礁に 都議会民主が用地削減案提出へ
築地移転:土壌汚染除去の実験で濃度低下
東京・築地市場移転:移転費削除、見送りも 現在地再整備、検討条件−−都議会民主党

<雑記帳>この枝垂れ桜は…DNA鑑定(毎日新聞)
<遺体解剖>別人と取り違える 東京都監察医務院(毎日新聞)
看護師を殺人未遂容疑で再逮捕=京大病院インスリン投与−府警(時事通信)
センバツ 小林繁さんの教え子夢舞台に 敦賀気比の3選手(毎日新聞)
「元の木阿弥」の政権交代 「利益誘導」型へ逆戻り(産経新聞)

裁判員の現場まだ試行錯誤…25日で全国一巡(読売新聞)

 裁判員裁判は、25日に判決が言い渡される新潟地裁の公判を最後に、すべての都道府県で1回は実施されたことになる。

 「通勤」に関する注文、接遇に対する感謝……。判決後に行われる裁判員経験者らの記者会見では、裁判所に通う体験をした市民から、率直な意見が聞こえてくる。

 ◆「通勤」◆

 「毎日シカと遭遇し、(ぶつかりそうになるのが)つらかった」。先月19日、釧路地裁の判決後の記者会見で、裁判員を務めた女性公務員は、片道約1時間をかけて「車通勤」をした4日間を振り返った。同地裁の管轄エリアは四国の約1・5倍と全国で最も広い。また、片道約2時間かけて山形地裁に4日間通った裁判員の30代男性も先月18日の会見で、「冬道で事故や命の危険を感じた。宿泊制度の整備を進めてほしい」と訴えるなど、寒冷地ならではの苦言が漏れた。

 一方、電車で通う場合は、自宅と裁判所の最寄り駅が100キロ以上離れていないと特急料金が認められない。山口地裁まで在来線で片道2時間半かけて通ったという裁判員の40代主婦は、先月19日の会見で、「朝5時に起き、夜8時過ぎに帰宅した後に洗濯や掃除、朝食の準備をした。遠方の人には新幹線代の補助が必要では」と指摘した。

 ◆接遇◆

 「初日にみんなで昼ご飯を食べたが、シーンとした中で裁判官が話題を振ってくれ、場が和んだ」と会見で笑顔を見せたのは、福岡地裁小倉支部で補充裁判員を務めた20代女性。各地では、待合室にクラシック音楽を流し、雑誌や飲み物を置くなど、市民の緊張をほぐす工夫がみられた。札幌地裁は航空関連会社から講師を招き、裁判官らが「接客マナー」研修を受けた。

 一方、裁判官はプライバシーに配慮し、裁判員同士の自己紹介を行わず、評議でも「1番さん」などと番号で呼び合うケースが多い。高知地裁で裁判員を務めた60代男性は1月21日の会見で、「名前が分からないと会話が進みづらく、しんどかった」と漏らしたが、同席した裁判員の40代男性は「番号が適切。名前を知られたくない人もいる」と反論する場面もみられた。

 ◆ミス◆

 高知地裁で1月19日、選任手続きで裁判員に選ばれなかった裁判員候補者の女性が、帰り際、地裁職員に「私は裁判所が嫌いになりました」というメモを見せた。女性は耳が不自由で、手話通訳を希望する書面を地裁に郵送していたのに、地裁職員が見落としたためだった。同地裁は今後、手話通訳などサポートを希望する人向けに、色の付いた書面を呼び出し状に同封するなどの対策を検討している。

 高松地裁では先月、裁判員候補者に選ばれた後に高松市から大阪府に転居した主婦(35)が、香川県在住でないことを理由に、選任手続きの時に長男(1)を同市の保育所に預けられなかった。高松市内には企業の支店が多く、転勤族の転出入が激しい。高松市は「今後も同様の希望はある」とみて、県外在住者でも一時保育を利用できるようにした。

「築地移転費削除を」 共産修正案 民主に同調求める(産経新聞)
DPC新係数に5.6倍の開き−厚労省が告示(医療介護CBニュース)
トイレ盗撮カメラ、仕掛ける自分の姿を撮影(読売新聞)
NOx26%削減も=自動車課金制度導入で−環境省検討会(時事通信)
首相「残念だ。党内の規律が守れない」 生方氏解任で(産経新聞)

道仁会側が住民らを提訴=本部使用禁止めぐり賠償請求−福岡地裁(時事通信)

 指定暴力団道仁会(福岡県久留米市)旧本部事務所の使用差し止めをめぐる訴訟で、道仁会側が原告の周辺住民ら約580人に対し、1650万円の損害賠償を求める訴訟を18日までに、福岡地裁久留米支部に起こした。住民側弁護団が明らかにした。
 弁護団は「請求が認められることはまずないだろう」としている。
 久留米市通東町の建物について、福岡高裁は昨年7月、「現在は空き家だが、再び事務所として使用する可能性がある」として、住民側が求めた使用差し止めの仮処分を認め、裁判所の管理下に置かれている。 

【関連ニュース】
元暴力団幹部射殺で無罪=指示役らとの共謀否定
工藤会会長宅など捜索=暴追運動住民宅銃撃
自治会長の自宅に銃弾=暴力団追放運動と関連か
患者誤射殺で無期懲役確定へ=暴力団関係者と間違い
弘道会本部を家宅捜索=みかじめ料要求、組員逮捕

肋骨17本…院内調査は「病的骨折」 看護師、安心し犯行継続か(産経新聞)
<東京消防庁>地下鉄でテロ対策訓練 サリン事件から15年(毎日新聞)
卒業式も「一緒に」…豪雨死亡の中3生、友人らに卒業証書(産経新聞)
大阪万博 開催40年 改修パビリオン公開へ(毎日新聞)
雑記帳 オリジナルTシャツで日本酒1杯無料 京都で(毎日新聞)

朝鮮学校、無償化見送りを=「思想教育を実践」−市民団体(時事通信)

 高校授業料無償化法案をめぐって、脱北者支援などを行っている市民団体「救え! 北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク(RENK)」が11日、東京都内で記者会見し、朝鮮学校への授業料軽減措置を見送るよう訴えた。自身も朝鮮学校に通った高英起・事務局長は「民族教育という言葉の下に思想教育が行われている」と強調した。
 RENKは会見で、朝鮮高級学校で使われている「朝鮮現代史」の教科書を公開。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の教科書編纂(へんさん)委員会が編集し、故金日成主席、金正日労働党総書記を称賛する内容だという。 

【関連ニュース】
【特集】話題騒然 ファーストレディー
【特集】緊迫!朝鮮半島〜金総書記「人民に白米を」〜
〔写真特集〕健康悪化説浮上 金正日総書記
〔写真特集〕若き日の金正日氏〜知られざる素顔〜
蓮池さん、新潟大大学院へ=韓国・朝鮮史を研究

<患者骨折>カメラ設置後被害なし 看護師、体制強化察知か(毎日新聞)
佐渡のトキ 擬交尾確認…高まる繁殖への期待(産経新聞)
<中央市長選>田中久雄氏が無投票で再選 山梨(毎日新聞)
小林議員を参考人聴取=資金提供、認識を否定−札幌地検(時事通信)
<近鉄名古屋線>特急に男性はねられ即死 愛知・蟹江の踏切(毎日新聞)

インフル、流行目安下回る=施設当たり患者数1人切る−感染研(時事通信)

 医療機関1カ所当たりのインフルエンザ患者数が、流行入りの目安とされる「1人」を下回る見通しとなったことが11日、国立感染症研究所の定点調査で分かった。1人を下回るのは、新型インフルエンザの感染が拡大した昨年夏以降初めて。
 厚生労働省は世界保健機関(WHO)がピーク越えの宣言を見送ったことなどを踏まえ、当面は現在の警戒態勢を維持する方針。
 7日までの1週間に全国約5000カ所の医療機関を受診したインフルエンザの患者数は1カ所当たり0.7〜0.8人程度で、6週連続の減少となる見通し。
 先月からB型を中心に季節性インフルエンザも報告されているが、大半が新型インフルエンザに感染したとみられる。
 インフルエンザ患者は、8月中旬に1カ所当たり1.69人となり流行入りの目安を突破。11月下旬に39.63人に達した後、減少傾向が続いていた。 

【関連ニュース】
【特集】新型インフルエンザ
〔写真特集〕新型インフルエンザ
通勤混雑回避わずか16%=昨年の新型インフル確認時
はしかワクチン、接種低迷=新型インフル余波か-09年患者激減、「排除」へ正念場
国産インフル薬、相次ぎ名乗り=点滴型や新作用で選択肢拡大

地下鉄サリン 15年ぶり「13人目の死者」認定 (産経新聞)
<天皇、皇后両陛下>ルーマニア大統領と会見(毎日新聞)
交錯する理解と批判…与謝野ショック、自民揺さぶる(産経新聞)
<佐賀人違い射殺>無期懲役確定へ 最高裁決定(毎日新聞)
直嶋経産相 低レベル廃棄物受け入れを 青森県知事に要請(毎日新聞)

「美人すぎる市議」が20代最後の日に“重大決意”(産経新聞)

 「美人すぎる市議」として話題の藤川優里青森県八戸市議(29)が7日、自民党青年局・女性局の全国キャラバンイベント「JIMIN NEXT」に初参加し、八戸市内で街頭演説に挑んだ。

  [フォト]すっぴん見てみたい政治家1位

 8日が誕生日の藤川氏は、「今日は20代最後の日。大好きな八戸の地で政治家として決意を示したい」と絶叫調に切り出し、会場では「夏の参院選出馬への決意表明か」とざわめきが広がった。

 しかし藤川氏は、「地方の叫びを一歩一歩でも着実に実現する政治を目指したい。私はずっと大好きな八戸の地で、市民の皆さんと一緒に地べたをはいつくばるような問題を解決していきたい」と述べ、参院選への出馬を否定。「地方は乾いたぞうきんを絞るような生活を強いられてきた。負け犬のままではいけないので、一緒に声を上げよう」とも訴え、引き続き地方議員の政治にかかわる考えを示した。

 キャラバンには小泉進次郎衆院議員、丸川珠代参院議員も同行し、「若返った自民党」をアピールした。

【関連記事】
「自民女子」結成へ動き 女優の三原さん、藤川氏ら
「美しすぎる」藤川市議、参院選は「出ません」
自民、全国遊説に「美人すぎる市議」活用
「美しすぎる市議」藤川優里氏が登場 自民党大会
“美人すぎる”藤川市議、さんまをメロメロ
黒船か? 電子書籍の衝撃 揺れる出版界

枝野氏「鳩山政権、バラ色の幻想与え続けた」(読売新聞)
<九州大学>合格発表 2189人に春(毎日新聞)
<中央環境審>小委 石綿肺も救済法対象とする答申案を了承(毎日新聞)
元・光GENJI赤坂被告、覚せい剤使用認める(読売新聞)
天皇陛下がチリ大統領に電報(時事通信)

<暴言>愛知学院大の硬式野球部監督、選手に 厳重注意処分(毎日新聞)

 愛知学院大(愛知県日進市)の硬式野球部で、選手が監督(39)から暴行を受けたと訴えていた問題で、大学側は、3日までに「暴力はなかったが、選手への暴言があった」として監督を厳重注意した。

 同大によると、この監督は昨年夏、カンニングなどをした学生を注意する際、「死んでしまえ」と怒鳴るなどの暴言があり、同大調査委員会は行き過ぎた指導と認定した。

 一方、学生3人が訴えていた暴行については、練習中に髪の毛をつかむなどの行為があったものの、「指導の一環で、明確な暴行とまでは言えない」と判断した。

 野球部は、コーチ(26)が練習中の暴行で無期限の職務停止処分中。選手の訴えを受け、大学側は昨年12月から監督らの練習参加を認めず、学生の自主練習が続いていたが、監督は5日から練習に復帰する。

 愛院大は愛知大学野球1部で春秋通算39回優勝の強豪。春季リーグへの参加は、6日の愛知大学野球連盟理事会の判断を待つという。【黒尾透】

【関連ニュース】
日本学生野球協会:改正憲章施行へ…評議員会が承認
アマ野球:規則委総会 審判制度の在り方で特別委設置へ
大学野球:今季からカウントコール変更…プロは1月に決定
学生野球憲章:全面改正「野球漬け」に警鐘…第1次案発表
日本学生野球協:改正憲章、施行へ 評議員会が承認

難治性疾患対策の検討チーム設置へ―厚労省(医療介護CBニュース)
企業団体献金禁止で首相、今国会での法改正に意欲 五輪選手支援「積極的に検討」(産経新聞)
性同一性障害児童・生徒抱える学校の苦悩 トイレや着替え場所、名前の変更…(J-CASTニュース)
官僚の「やる気」向上、刷新相が「政策コンペ」(読売新聞)
300〜400法人 近く各省にヒアリング 枝野行刷相(産経新聞)

日常着は世界に誇る文化 TGCチーフプロデューサー・永谷亜矢子(産経新聞)

【話の肖像画】“販促”至上主義!(上)

 日本のリアルクローズ(日常着)を世界に発信する日本最大級のファッションイベント、東京ガールズコレクション(TGC)。今月6日で10回目(年2回開催)となるが、最先端の服やモデル、人気の歌手やタレントが登場し、毎回全国から2万人以上が集まる。ショーの服がその場でネット購入できるなど、あらゆるメディアと連動したEコマース(電子商取引)イベントに育て上げたのがチーフプロデューサーの永谷亜矢子さんだ。「リアルクローズこそ世界に誇る日本文化」と話す永谷さんは、アジアへの本格進出も見据えている。(小川真由美)

 −−不況にもかかわらず、今回のショーは協賛額が過去最高になった

 永谷 TGCは日本のリアルクローズを海外に発信する目的で開催しているが、基本は販売促進と流通開拓のためのイベントなんです。当たり前ですが、協賛社が求める目標に対して毎回結果を出してきたから、協賛してくれる企業が増えているのだと思う。

 会社の知名度アップや収益の向上、新しい商品を市場にデビューさせるほか、F1層(20〜34歳)の女性に「あれ、よかったね」と評判になることも含め、協賛社の目的はいろいろある。そうした要望に合わせ、TGCのコンテンツをポップや店頭でフル回転させて販促につなげたり、ショーの制作現場を複数のメディアに落として幅広い層にアピールするとか、仕掛けはいろいろあります。

 −−具体的には

 永谷 以前協賛頂いたユニクロの場合、値段が安くてトレンドを反映した世界的衣料ブランドのH&Mが平成20年9月に日本に進出したのに合わせ、「うちもファッションアパレルに参入する」と世間に認知させるためのメディアタイアップだった。企画したのが膝(ひざ)上30センチのワンピース。それまでのユニクロは郊外型のファストファッションで、大半のワンピースは膝丈だったからミニ丈は画期的だった。それをショーと同時に、商品にTGCが制作したタグをつけ、TGCの雰囲気をそのまま店頭でも出して販売した。つまり、ショーが盛り上がっても実際に売れなければ結果は失敗でしかないし、ここまで続かなかった。

 −−景気低迷の影響はなさそうです

 永谷 不景気で可処分所得が下がれば大半の人は服とかおしゃれより貯金にお金を回すが、TGCに集まる女性は、9月の最高気温37度の真夏日にムートンの帽子やファーのベストを着て会場に来るほどファッションへの関心が高い。だから影響は受けにくいかもしれない。また、国内外の約700人の取材陣が集まることも魅力的なんですよ(笑)。

 −−どういうことか

 永谷 司会者や人気モデルがステージで協賛社の商品を着たり食べたりする姿を記者さんも何げなく見ていますよね。商品が記事や番組になるかは別にして、企業にとっては日本の大半のマスコミに自社製品や企業イメージをアピールできる絶好の機会です。

 −−ショーで披露された服をすぐに携帯電話で買える仕組みも注目された

 永谷 メディアの環境は激変しています。昔はテレビCMや雑誌の広告に著名なタレントを起用すればモノが売れた。でも、今の若い世代はそうしたさらっと流れるような情報伝達だけでは反応しない。それだけでは今の若い世代は「これ、本当に買っていいのか。失敗しないか」と不安なんです。ありとあらゆるメディアをチェックして不安を解消できないと購買にまで至らない。「この子の情報なら信頼できる」と女の子が思えるような情報、背中を押してあげるような仕掛けをしないと販促にならない。

 −−ブログやツイッターもあるが

 永谷 TGCを始めた当初のメディアは新聞、テレビ、雑誌、ウェブだった。それがパソコンや携帯電話、今はブログ、SNS、ツイッターなども加わった。個人が専用のメディアを持って独自の情報発信ができる時代だ。多くの人気女性誌の発行部数は数万部の一方で、人気読者モデルのブログの1日のアクセス数は30万件。1日3、4回と情報も更新され、影響力の差は歴然としている。

 数年単位のテナント契約とか曜日ごとの店頭集客など、旧来の仕事のやり方では今の消費者のニーズには追いつけないし、リスクも高すぎる。現代のビジネスは個人メディアを巻き込んだドラスチックな手法でなければ結果は残せない。だからTGCも、個人メディアの“口コミ”力をいかに広げるかが鍵で、仕事はどんどん人海戦術になっています。

【プロフィル】永谷亜矢子

 ながや・あやこ 昭和47年、愛知県岡崎市生まれ。38歳。独身。毎年春と秋の年2回開催され、全国から2万人超を動員する日本最大級のファッションイベント、東京ガールズコレクション(TGC)のチーフプロデューサー。平成7年、立教大学卒業後、リクルートに入社。住宅情報誌、海外旅行情報誌、結婚情報誌の編集を担当。ITベンチャー企業を経て、17年、TGCを立ち上げたブランディング(旧ゼイヴェル)に入社、第1回からプロデューサーを務める。昨年4月からTGCの企画制作を行うF1メディア社長も兼務。

【関連記事】
カワつく団、東京ガールズコレクション参上
東京ガールズコレクション、女性来場者2万人超
打倒!!ファストファッション 百貨店、独自企画を強化
“正念場” 東コレ、ガールズコレクション総括
【今週のビューティー】美人モデルに女性2万人超が大興奮
黒船か? 電子書籍の衝撃 揺れる出版界

経カテーテル大動脈弁留置術を高度医療に―専門家会議(医療介護CBニュース)
複数強盗殺人で初の求刑は無期 「同情の余地、遺族も求めてない」 裁判員 鳥取地裁(産経新聞)
外国たばこ、値上げ認可=財務省−マールボロ340円に(時事通信)
<防水携帯電話>水害で無線機水没を受け購入(毎日新聞)
鳥取2人殺害の裁判員裁判、検察が無期求刑(読売新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。